さくらの家 オープニング企画第4弾「中野滋彫刻展 立てる人+楽隊」
Shigeru Nakano Sculpture Exhibition The Solitary Figure and The Band
オープニング企画第4弾として、さくらの家中庭を作庭した彫刻家・中野滋を取り上げます。
東京藝術大学大学院を修了し創作活動を続け、数々の作品がパブリックアートとして設置されるなど地域の文化や芸術の発展に寄与し続けてきました。一方、旅で得た共感と感動、音楽への深い教養と関心が融合し、どこにもないユニークな作品を生み出してきました。半世紀に亘る中野滋の豊かな創作活動を360度の角度でご覧ください。

黒陶、テラコッタ 198×70×90cm 1996年

ブロンズ 130×40×30cm 1998年
アメリカの大平原、ヨーロッパの古い教会、中国や日本の仏像や石彫。中野滋は半世紀にわたり世界各地を旅しながら、そこで出会った古い造形を身体に記憶してきました。中世のキリスト教彫刻、東アジアの仏教彫刻、北米先住民の土や木の文化。時代や地域による分類よりも、東西を行き交った人々の姿や手の仕事に惹かれ、粘土、陶、石、ブロンズへと移し替えていきます。旅の中で得た着想は、ときに十年ほどの時間を経て作品に現れることもあります。本展では、直立する人間の不思議を追った「立てる人」と、教会のファサードを飾る音楽を奏でる長老たちの姿や北米の大衆音楽から育った「楽隊」を中心に、中野滋の東西/新旧を横断する造形世界をご紹介します。

陶、木 106×31×31cm

ブロンズ 160×115×60cm 1995年頃
期 間:2026年11月3日(火・祝)~12月20日(日) 10時~18時 月曜休み
※初日11月3日(火・祝)のみ15時~18時
※11月23日(月・祝)は営業
※11月24日(火)・25日(水)、12月8日(火)は臨時休業
場 所:さくらの家 1階ギャラリー & 2階アトリエ3・4
関連企画:記念講演会「彫刻家は絶滅危惧種?」 中野滋 × 中野慧(文筆家)
11月3日(火・祝)16時~17時
父親であり彫刻家としての中野滋の日常を見つめてきた中野慧が、文筆家の視点で、
制作に向き合う中野滋の彫刻への思いを解き明かします。
主 催:さくらの家/株式会社well(横浜市中区本牧三之谷20-9) URL.sakurano-ie.jp
問い合せ:さくらの家 TEL.045-307-4788 e-mail:info-well@sakurano-ie.jp
■中野 滋プロフィール
1951年千葉県生まれ。東京都立駒場高校、東京藝術大学、同大学院美術研究科彫刻専攻修了。
1978-81年東京藝術大学美術学部非常勤講師、第17回昭和会展(日動サロン)で林武賞受賞、1986年第1回ロダン大賞展で彫刻の森美術館賞受賞、2003年長野市野外彫刻賞受賞、1989年横浜市地域研究として「横浜市ケ尾彫刻のプロムナード」計画に参画、 横浜市「まちなみ景観賞」、建設省「手づくり郷土賞」受賞など、受賞多数。
1999~2002年カトリック麹町聖イグナチオ教会(四ツ谷)に「復活のイエス像」「聖母像」を制作。2019年横浜美術大学美術学部教授退任。2025年カトリック末吉町教会(横浜)に「Our Lady of The Light house」を制作。
現在も、パブリックアートの設置および銀座「巷房」などで精力的に個展やグループ展を開催し、新作を発表し続けている。